人生は夢のカーニバル

きらりと光る星に願いを込めた

Hey! Say! JUMP 「Last Dance」の世界

 

先月5月、Hey! Say! JUMP 2週連続リリースとなる「Lucky-Unlucky / Oh! my darling」「愛だけがすべて -What do you want?-」が発売。

JUMP担としては色々あったし思うこともあるけど、一旦それは置いておいて。音楽番組はいつもの1.5倍くらいあったし、宣伝でバラエティ番組にもちょこちょこ出たし、山手線中吊り広告をジャックしたりと、プロモーションにもそれなりに時間とお金をかけてもらっていた。

売り上げを伸ばしたいJストと、特典映像にお金を突っ込みたいオタクにとってはwin-winな、とはいえ通常盤を1枚ずつ、計2枚買えばいい話だからお財布には超優しい、「Hey! Say! JUMPのお食事会」という1時間以上もある神コンテンツが配信されるなどもした。(※現在エントリー期間は終了)

楽曲担にとっては、一気に8曲もの新曲が手に入るというよだれものの案件でもある。カップリング曲は相も変わらず大大大大大大大大豊作だった。

 

洗練されたシティーポップでそっと背中を押す応援ソング「Lucky-Unlucky」、恋するトキメキとワクワクを歌った絶対エース山田さんのソロ曲「Oh! my darling」、新たにラップパートが加わり脳内で特効が大爆発する「真夜中のシャドーボーイ ~SENSE or LOVE Remix~」、大人っぽくシンプルなのにクセが強くて中毒性のある「Entertainment」、いつものJUMPらしく底抜けに明るくご機嫌な「バンビーノ」、昔のJUMPを思わせるラテン系の歌謡曲「愛だけがすべて -What do you want?-、あのKaoruさん作詞作曲の爽やかなバンド曲「Bloom」 。(※ミタゾノさん=三田園薫さん)

 

そしてそして!!!月明かりの下でしっとりと奏でる美しい世界「Last Dance」!!!これがわたしの中では優勝!!!

聴けば聴くほど虜になる。お耳の恋人。今回のカップリング曲は相当こだわって決めたそうで、その中でもJUMPは全員票を入れ(※お食事会)、マネージャーの票も入っている(※6/8べいじゃん)とのこと。

 

Last DanceはLucky-Unlucky初回限定版1のカップリングだから手に入りづらいのが難点。なんだけど!!なんと!!今ならradikoのタイムフリーで聴けちゃう!!やだ~~わたしってばタイミング天才!!(自画自賛)

2019年6月7日(金)24:30~25:00 | JUMP da ベイベー! | bayfm78 | radiko.jp

Last Danceが流れるのは03:54あたりから。ラジオ冒頭部分でありたか(有岡くん・髙木くん)がこの曲の裏話をしているので、そちらも合わせて聴いてもらえたら。

タイムフリーで聴けるのは2019/6/8 25:05(=2019/6/9 01:05)まで。期限めっちゃ短いからみんな急いで~~!!聴いてね~~!!!

 

以下、わたしのLast Dance感想メモ。細かすぎて気持ちわるい点も多々あるけど、ちょっとでもそこを気にかけて聴いてもらえたら凄く嬉しい。

 

 

 

・イントロ

あてもなく彷徨っているようなほわ~~~っとした響きと、時計の針っぽいカチカチした音。

 

 

・裕翔くん

Tic Tac 胸を刻むリズムは

引き裂くほど君呼び覚ます

Zig Zag 彷徨(さまよ)う夜の果て

I don’t know where you are

イントロの空気感を引き継いで時計と鼓動、そしてリズム。

「チクタク」ではなく「ティックタック」なところ、そして歌詞では「リズム」だけど発音は「rhythm」なところが天才スタオベ級。裕翔くん、顔だけでなく歌い出しまでもが天才の極み。「呼び覚ますぅ」ってちょっと可愛くなっちゃうのはご愛嬌ってことで。

「Tic Tac」「引き裂く(hiki saku)」「Zig Zag」は同じ音の動きで、しかも「iuau(iiau)」と韻を踏んでいて。ここの歌い方をばっちり揃えてあるのがね~~そうそうそれそれ!って感じで気持ちがいい。

裕翔くんの声ってこれといった特徴がないんだけど(ごめん)、というかむしろJUMPのユニゾンのベースになれることこそが最大の特徴であって。フラットだからどんな色にも染まれるし、楽曲の歌い出しにぴったりですっと耳に入ってくる混じり気のない声。

 

 

・有岡くん

空を見ていた 星と星をつなぐLine

離れ離れだけど まるでそばにいるみたい

触れることはない 朝になればもういない

Tell me where you are

バックミュージックの音の動きは裕翔くんパートとほぼ同じなんだけど、音が厚くなって温度もちょっと上がったような気がする。まあ夜なんだけどね。有岡くんの温かみのある声がそうさせているのかな。

有岡くんの発声は割と空気が多めだからふわっと柔らかく甘くまるく、「S」とか「h」とか滑らせて発音するときが特にクリアに耳に入ってくるなと。おすすめは「触れることはない」の「ふ」の空気感。イヤホンで聴いてみてくださいませ。(マニアック)

ここのパート、文末はほぼ「ai」で揃えられていて、韻を踏ませたら一級品のダイキアリオカ。有岡くんのほわっとした丸い声が「(タタタ) タタタ タタタター」のリズムに乗せて、ころころと音を転がっているのが心地よい。物語の語り手みたいな歌い方をするなと思う。

 

 

・知念くん

惹かれ合ってたGravity

満ちては欠けたReality

色褪せた光の中で

ここでバックミュージックがぱっと消えて、4ビートのスキャット(でいいのかな?)の声のみ。一気に寂しさが押し寄せる。

「惹かれ」の「h」の発音、「あってぇたぁ」の母音、「満ちて」の「m」の発音、「欠けぇたぁ」の母音、「色褪せぇた」の母音。やばい。これはやばい。知念くんの歌い方がいつもと違って本当に驚いた。あんな色気のある歌い方するの...?お姉さん戸惑っちゃう...(※年下です)

「色褪せた光の中で」はちょっといつもの知念くんって感じだったけど、前半、跳ねたりねっとり発音したり。特に母音をねっとり発音するの、伊野尾くんや髙木くん寄りの発声だなと思う。いやまじで「惹かれ」の発音メロる...好き...

 

 

・光くん

夢みたい夢じゃない 君はここにもういない

君以外意味がない 流れ星に乗せてCry

何を言おうかな どこかでまた会えたら

Tell me where you are

1番は有岡くんパートだったところ。やっぱりリズムパートはありとめが対になるよね。2人の違いとしては、統一したリズムと発音で転がすのが有岡くん、重きを置くところにしっかり置きつつ進めるのが光くん。有岡くんはほわっとしているけど、光くんには芯がある。

「iai」「aai」「aa」って韻を踏むところを強めに発音しているあたり、ラップパートを任されることが多い人だなと。対照的なのが「夢みたい」「言おうかな」「会えたら」の語尾の処理で、空気が多くてさらっとしている。

「夢みたい」って嬉しいことがあったときに使うことが多い言葉だと思うんだけど、ここでは「夢だったらいいのにな」という感情なのがまた切ない。

 

 

・伊野尾くん

繰り返してたApology

あの日の涙 What do you mean?

おぼろげな光を辿って

1番で知念くんを"いのたかに近い"って表現したら、やはり2番は伊野尾くん。どんぴしゃ。

「繰り返してた」と「Apology」は母音「a」が連続しているから「た」が多少抜き気味になっていて、同じく「あの日の涙」と「What~」も「a」が連続なんだけど、ここでは抜かずに勢いよくWhat~に突入しているこの対比。

「繰り返して"た"」「"A"pology」「"あ"の日」「なみ"だ"」「What」「ひ"か"り」というように、「あ」の発音がそれぞれ違っているのもまたよい。特に「あの日」の発音が艶っぽくてはなまるあげたい。

スタッカートを使う箇所と滑らかに発声する箇所のコントラストがはっきり出ているところ、あとは「イ」段で口を完全に横に広げた発声をするのが伊野尾くんらしいところかも。

 

 

・山田くん

遠ざかるあの面影 届かない想いでもいい
I love you, I love you, I love you それだけ

・薮くん

やがて消えてゆくMoonlight

追いかけて捕まえたなら 抱きしめるよ

・山田くん

朝に飲み込まれるまで

感情をぐっと歌詞に込めるのが特にうまい2人がブリッジ担当。「I love you」を歌わせたら右に出るものはいない天下の山田様と、切なバラードの申し子薮様の最強タッグ!!無敵!!は~~~~まじ歌割り考えた人、天才中の天才だわ最高すぎる...!!(大の字)

山田くんの声は芯があって滑らかで艶っぽくて、聴く人誰もが聴き惚れちゃう。薮くんの声は様々な音の響きを楽しめる弦楽器そのもので、ハルに向けてのボイトレを始めて以降、低音に厚みが増してさらに素敵になった。

2人ともメロディーの動きはあれど歌詞がすっと耳に入ってくる歌い方をするんだよな...ここは発音を楽しむというよりは、演じるように歌う2人の熱を感じたいところ。やぶやまにはドームの端と端でピンスポットに照らされて歌ってほしい。現場...

 

 

・髙木くん

月よ照らして

君を見つけたならHold your hand

願うLast dance

ただ寄り添い委ねるメロディー

I wish I was there

恋。これは耳が秒で恋する。落ちサビのいっっっっっちばん大事なところを任される髙木くん。恋でしかない。全世界のオンナが恋してしまう。耳元で静かに丁寧に、しっとりと低音で、まさに"寄り添い委ねるメロディー"な囁き。最高of最高。

「君を見つけたなら」の「k」、「dance」の発音すべて、そして「there」でラストサビに向けてクレッシェンドかけているから、より語尾に男っぽさを感じてたまらんポイント。髙木くんは「ア」段と「エ」段がいい響きで色っぽくて、というかエロくてめちゃくちゃ良さが出る。

1回録ったものの別日にもう1回録り直したって言ってたけど、やっぱりこれだけ低いと歌いづらいのかなあと思ったり。

 

 

って感じで出だしが裕翔くん、リズムパートが有岡くんと光くん、サビ前が知念くんと伊野尾くん、ブリッジ部分が山田くんと薮くん、落ちサビが髙木くん。適材適所すぎて最高。歌割り決めた人、住所教えてお中元送る~!!なんなら口座番号教えてくれたら直接振り込むよ~~~!!!

もともとバラードは聴かないタイプなんだけど、Last Danceは好きすぎてめちゃめちゃ聴いてる。JUMPの歌声がとことん堪能できる。わたしの気持ちわるい記事で気になった人がもし!もしいらっしゃいましたらべいじゃんのタイムフリーで聴けますのでぜひ!!おねしゃす!!

さ!!!Hey! Say! JUMPのオリジナルアルバムはまだかな~~~???(準備運動中)

 

 

 

※検索したら出てきたからAmazonのリンク貼るけど、定価じゃないのも普通にあるから気を付けてな....

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