人生は夢のカーニバル

きらりと光る星に願いを込めた

ジャニヲタ社会人、双眼鏡を買う

 

 

 

6年ぶりにこのタイトルで記事を書きます。(6年前のは探さなくていいよ☆)

そう、3代目双眼鏡を買いました!!!

といっても完全乗り換えというわけではなく、現場によって今持っている双眼鏡と使い分けていきたいなという意図での購入でございます。美 少年のアリーナツアーもあるしね!

これまで使っていた双眼鏡のこと、今回は何を基準に決めたのか、そのあたりをざっくり残しておこうかなと。誰か一人でも役に立てればいいな!!

 

ちなみに、以下の情報は全て2023年2月現在。ご覧になる時期によっては、双眼鏡の種類など情報が古いこともありますのであしからず!

 

 

 

まず、わたしってオタクなんですよ。ジャニオタだし、 ポケモンのオタクでもある。さらに、そもそもの気質がオタクであって、なにか高額な買い物をするときはとことん調べて自分なりにこれだ!と思ったものを買う。

だから2代目双眼鏡(愛称:ニコンちゃん)(そのまんま)も引くほど調べまくって、当時のわたし的にこれだ!と思ったものではあるわけです。

 

ちなみに1代目双眼鏡はこれ。

Vixen アリーナM 8×25

www.vixen.co.jp

  • 倍率:8倍
  • 明るさ:9.6
  • 実視界:6.3度
  • 見掛け視界:50.4度
  • アイレリーフ:18.0mm
  • 重量:300g

だいぶ昔に購入したものなので、さすがに生産終了してますね。5~6000円で買った記憶だけど、希望小売価格は1万超えてたのか...そりゃ出した金額に対する性能がいいわけですわ。

 

2代目双眼鏡はこれ。

Nikon MONARCH7 10×42

www.nikon-image.com

  • 倍率:10倍
  • 明るさ:17.6
  • 実視界:6.7度
  • 見掛け視界:60.7度
  • アイレリーフ:16.5mm
  • 重量:660g

これも6年前なので旧製品って書いてある。

 

 

当時納得して買ったものでも、やっぱり使っていくうちにこうだったらいいな~ってところはどうしても出てくるわけで。

かつ、2018年40現場、2019年44現場、2020年6現場、2021年22現場、2022年42現場...と6年も使っている。仮にこの半分の稼働率だとしても、十分減価償却はできているだろうと。(高級ドライヤーを日割り計算して納得して買うタイプの人間です)

 

2代目双眼鏡のニコンちゃんだって、めちゃめちゃ性能いいんですよ。ものすごく明るくて、アイドルがそのまま綺麗に見える。レンズの隔たりがある感じは(マスクで曇らない限りは)ない。モナークは割と上位機種で、バードウォッチングとかがメインの用途だったはず。6年使ってもまだまだ現役。

でもやっぱり重さがネック。

買った当時は660g...ちょっと重いけどいけるな!と思ってたんだけど。いやまあいけないことはないんだよね、わたし割と力あるほうだし。

なんだけど、Hey! Say! JUMPさん、3曲4曲ぶっ続けでダンスメドレーなんてしちゃうし!じゃんぷ本人たちは「へとへとメドレー」とか言ってるけど、オタクのわたしも「腕力との戦いメドレー」だったりする。まあまあの長尺を持ち続けるのはちょっと疲れる。

それに、2020年あたりで現場がごそっと減って。最近は復活しつつあるけれど、わたし自身の現場へ行く体力が昔より落ちている。悲しいことに。

コンサート中に持ち続ける体力もそうだけど、現場の日って双眼鏡やらうちわやらフル装備であちこち行くわけで。東京ドームとか帝劇ならまだいいけど、遠征となると長時間持ち歩くこともあり、そのときの重さもそれなりに負担。

あとは、帝劇に持っていくようなお上品なちっこい鞄には入らない。(それは鞄次第)

 

 

 

諸々をふまえ、希望はこちら。

倍率は10倍(マスト)

→ドーム、アリーナ、劇場全てで使う予定があるため。帝劇でも10倍双眼鏡使うオタク。

 

明るさは12~15欲しいけど、現実的なラインとして10以上

→今使っている双眼鏡が明るさ17.6のため、あまりにも暗い双眼鏡だと落差に耐えられないかも。明るさと重さの細かい話は後述。

 

重さは500g未満

→どれくらいの重さであれば軽くなったと感じるかは分からないけど、1代目が300g、2代目が660gだとしたら、500g未満じゃなかろうか。

 

視界は広い方がよい

→ドームはさておき、劇場で使う際は全身入らないことも多い。すなわち、視界が広いに越したことはないだろう。

 

目に当てる部分が伸びる(マスト)

→ぶれないよう顔にくっつけて覗き込むスタイルのため。これにより、ニコンちゃんは毎公演アイシャドウでキラキラになられます。(頑張ってメンテナンスしてるよ!)

 

 

 

双眼鏡の基礎中の基礎としては大きく2つ。(個人的意見)

 

双眼鏡の「○○×△△」は倍率×レンズの大きさ

8×30であれば、8倍でレンズの口径が30mmということ。10×30であれば10倍。

 

双眼鏡は倍率、明るさ、視界のバランスが大事

倍率が上がると明るさが下がる。倍率が上がると視界が狭くなる。(同じ口径の双眼鏡で比較した場合)

 

これらをふまえて、重さ、大きさ、値段も見つつ比較するのがベター。

ケンコー先生、ビクセン先生の記事も分かりやすいのでぜひ。

www.kenko-tokina.co.jp

www.kenko-tokina.co.jp

www.vixen.co.jp

 

 

倍率は分かりやすいよね。8倍、10倍、12倍、14倍...

個人的所感としては、手持ちでは10倍が限界。小さなものを拡大して覗いているわけだから、倍率が上がれば上がるほど手ぶれは大きくなる。12倍以上はさすがに防振双眼鏡がいいと思うし、現に手持ち用で売られている双眼鏡を見る限りそう。10倍でも手ぶれつらい!って人もいるから、そこは人それぞれ。

 

個人的に重視しているのは明るさ。

そして明るさと重さは相反する。明るくするためにはレンズを大きくする必要があり、軽くするためにはレンズを小さくする必要がある...といった具合。

レンズの大きさで割と見るのは、20、21、25、30、32、42、50あたりなのかな。50までいくとさすがに手持ちじゃ厳しい重さ。

ざっと調べた感じだと、10倍の場合口径30~32で明るさ9~10.2&重さ400~500g、口径42で明るさ17.6前後&重さ600~700g。

今回は10倍を検討しているから8倍は記載していないけど、レンズの大きさが同じであれば8倍のほうが明るい。舞台やアリーナをメインに使う人で、全身を見たいなら8倍がおすすめ。

 

薄暗いコンサート会場で使用する場合は、明るさ9以上がよいとのこと。(ケンコーさんの双眼鏡基礎知識より) ほかにもいくつか見てみたけど、明るさ9が明るい双眼鏡/そうでない双眼鏡のボーダーラインな感じがした。

かっこいいダンスナンバーであればあるほど、会場が暗くなったり赤のライトだけとか青のライトだけとかで「顔!!!見えん!!!」となるのあるあるだよね。ダンスナンバーこそ双眼鏡使いたいし。だから、バチバチにライトで照らされるRide With Meは双眼鏡業務が捗る。(余談)

あとは暗転したときも見たいのであれば、やっぱり明るさはそれなりに欲しい。ちなみにニコンちゃんの明るさ17.6は暗転時もばっちり見えます。いま明るい双眼鏡を使っているからこそ、明るさに厳しい節もある。

 

店頭で明るい双眼鏡、そうでない双眼鏡を比較してもよく分からんって人もいるかもしれない。双眼鏡にはひとみ経というものがあり、これが大きければよりたくさんの光を取り込むことができるのだそう。

明るい双眼鏡がひとみ経5、そうでない双眼鏡がひとみ経2だとしても、明るい場所では人間の瞳孔は2~3くらいしか開いておらず、ひとみ経5も2も違いが分かりづらいと。暗い場所になると、人間の瞳孔は最大7くらいまで開くから、暗い場所で使うときこそ明るい双眼鏡の真価を発揮するようです。

これを知ってなるほど~と思ったし、家電量販店の双眼鏡売り場には暗いエリアも作ってほしくなった。

 

 

 

ここまでの流れでお察しの通り、600gが重いということは、レンズの大きさを小さくする必要があり、すなわち明るさが下がる、ということ。

そして、「レンズの大きさは割と統一されている」「同じ倍率×レンズの大きさの双眼鏡であれば、どれも明るさはほとんど変わらない」ことが調べていてなんとなく掴めた。明るさは企業努力で大幅にどうこうできる部分ではないのかもしれないね。

だとすると、双眼鏡ごとに差が出そうな比較ポイントは、おのずと視界、重さ、価格となる。

レンズの善し悪しについては、2~3万出せば素人にわかるほどではないんじゃないかなという予想。知らんけど!

 

42口径の一段階下となると30~32口径。明るさこだわりマンとしては、ちょっとでも明るい32口径一択。

安い買い物でもないし、知っているメーカーから買いたいなと3つまで候補を絞った。

 

 

Vixen 双眼鏡 アトレックII HR10×32WP

www.vixen.co.jp

  • 倍率:10倍
  • 明るさ:10.2
  • 実視界:6.0度
  • 見掛け視界:55.3度
  • アイレリーフ:15.0mm
  • 重量:390g
  • 価格:26000円くらい

やめた理由:軽いし価格も一番お手ごろなんだけど、視界が候補の中では狭いのと発売日がだいぶ昔(公式では見つけきれなかったけど2014年あたり?)のため。

 

ケンコー ウルトラビューEX OP 10×32 DH III

www.kenko-tokina.co.jp

  • 倍率:10倍
  • 明るさ:10.2
  • 実視界:6.5度
  • 見掛け視界:59.2度
  • アイレリーフ:15.3mm
  • 重量:470g
  • 価格:27000円くらい

やめた理由:価格も視界も申し分なく、発売日も2019年と古すぎもしない。だけど3つ目の双眼鏡にめちゃめちゃ惹かれた。

 

ケンコー ウルトラビューEXコンパクト 10×32

www.kenko-tokina.co.jp

  • 倍率:10倍
  • 明るさ:10.2
  • 実視界:6.7度
  • 見掛け視界:?(60度は超えそう)
  • アイレリーフ:15.0mm
  • 重量:370g
  • 価格:32000円くらい

 

ということで、決めたのはこの子!!

理論値で決めたものだし、まだ届いていないから使用感はお伝えできないんだけど。もしかしたら今後使ってみた感想は追記するかも。

価格はさておき...実視界が今使ってるニコンちゃんと同じ、重量が脅威の370g、発売日が2022年というわけで即決でした。

家電の世界であれば定期的に新商品が発売されるから、型落ちとかひとつ前の型を買うのがコスパよかったりするんだけど。双眼鏡は定期的に新商品が発売されるとは限らないから、同じレベル感なら新しいものであればあるほど性能はいいのではないかと。あくまでもわたしの考えだけどね。

 

6年前の自分の記事には明るさ17.6と9はだいぶ違うと書いていたから、10.2はどうかなと思うところではあるんだけど。もしかしたら明るさ17.6はオーバースペックで10.2でも十分なのかもしれないし、10.2と17.6は割と違いがあるかもしれないし、大して変わらないかもしれない。

ただ、現状その中間はメジャーなメーカーではあまり見ない。個人的ベストは口径42と32の中間なんだけど、規格的に用意がほとんどないんだろうなあと。例えば36とかあれば、明るさ13くらいになるのかなと予想できるので...ケンコーさん、10×36を出していただいたら絶対買います....!!!

 

この機種はライブ、コンサート用と書いてあるだけあって、明るさと軽量化に力を入れた双眼鏡なのかもしれない。

今までのライブ、コンサート用ってコンパクト重視で明るいものってほとんどなかったし。明るいものを求めると、それこそバードウォッチング用とか重くて大きいものになっていくもん。

なかなかに力の入った商品ページがあったので貼っておく。ターゲット層はジャニヲタなのかな~~。(回し者ではありません!)

www.kenko-tokina.co.jp

 

 

~追記~

ウルトラビューを買ったあとに気付いたんだけど、ケンコーさんに10×34の双眼鏡があった!!

 

ケンコー SGEX 10×34 OP WP

www.kenko-tokina.co.jp

  • 倍率:10倍
  • 明るさ:11.6
  • 実視界:6.0度
  • 見掛け視界:55.3度
  • アイレリーフ:16.0mm
  • 重量:455g
  • 価格:22000円くらい

コンパクト双眼鏡のエリアに載ってて気づかなった...明るさが32口径より上がるからちょっとショックである...しかも2019年発売と古すぎないし。

まあカタログによると、レンズのコーティングはウルトラビューの2つと比べたら劣るようなんだけどね。現場でどれくらい差があるかはわからないし。あとはこっちが重いし視界狭いし、と自分に言い聞かせてる。

だけど、2万くらいで探している人にはめちゃおすすめしたい!(あくまでも理論値上)

 

一応カタログのリンクも乗っけておく。2021年版しか見つからなかった。

https://www.kenko-tokina.co.jp/catalog/binoculars_proper2021.pdf

~追記終わり~

 

 

 

ひとくちにジャニヲタにおすすめの双眼鏡といっても難しい。防振双眼鏡が全員にとってベストではないのが、わたしのまず最初の意見だけど。

どうしても手ブレが気になるって人は、防振一択なのは間違いない。なんだけど、それ以外の要素として明るさ、重さ、価格、色々ある。防振にこだわらなければ、防振よりお手ごろの価格で防振以上に良いレンズの双眼鏡が買える。だから、防振はもちろんいいんだけど、手ブレを重視するのでなければ、何がなんでも防振にこだわる必要はないと思っている。

 

と言いつつ、参考までに一応防振も見てみた。

キャノン

cweb.canon.jp

10×30、12×30が重さ的にもギリだろうし、明るさは明記されていなかったけど、倍率とレンズの大きさをふまえるとそんなに期待できなさそう。旧型だし。新機種も出てはいるけど10×20、8×20は明るさが不安なんだよな。

 

ビクセン

www.vixen.co.jp

新機種が出ていてお!!と思ったんだけど、14×42、12×30、10×21しかなく....10×30(32)とか12×42とかあったらいいのにと惜しい気持ち。もし、倍率と明るさと重さのバランスで個人的に納得できるものが出たら買うかも。ビクセンのは結構軽量化されているから、防振気になる人は見てみてほしい。

 

ケンコー

www.kenko-tokina.co.jp

10×30、14×30しかないけど、どちらかというと明るさ面で10×30のほうかな。ケンコーも軽量化されているから、今後いい感じの機種が出てきたら検討したい。

 

防振は最近レンタルサービスもあるみたいだし、それを活用するのもいいかも。手ぶれが気にならないから、明るさが若干足りなくてもそこまでの問題はないという意見も見かけた。わたしは現場で防振を使ったことはないから、一意見としてはあるよとだけ。

 

 

といったところなんだけど、これはあくまでも「社会人が予算数万円で割といい双眼鏡を選んでみた」結果なのでね。絶対に明るさ9以上必要!とは言わない。だって多数が持っているであろうキャノンの防振は、12倍は明るさ6、10倍は明るさ9程度だと予想できるし。

10倍で明るさ9以上となると数万はするし、そこまで予算割けないよって方は、明るさを今のものよりちょっと上げてみるだけでも見え方は違ってくると思うので。10×20を使っている人は10×25とか。それか、8倍を候補に含めるとか。~2万なら、25口径がおすすめかも。あんまり数は多くなさそうだけどね。

 

そもそも、双眼鏡使う使わないは個人のスタイルによりけりだし。オタクみんなが双眼鏡構えだしたらそれこそ恐怖だよ。この間アイドル(へいせいじゃんぷさん)がステージから双眼鏡でオタク観察してたけどさ!

スーパー長文でしたが、もし双眼鏡を買おうと思っている人がいましたら、ちょっとでも参考になりますと幸いです。

 

よき現場ライフを!!!