Hey! Say! JUMP「クランメリア」「ときめきは嘘じゃない」レビュー
2月26日にリリースされたHey! Say! JUMPの新曲、「I am / Muah Muah」のレビューの続きだよ~~!!
※上記のJstorm公式ホームページにて、カップリング含む全4曲の試聴、「I am」のミュージックビデオ45秒、「Muah Muah」のミュージックビデオ45秒、特典映像「JUMPのお部屋から」の予告映像、その他CMスポット3種類を見ることができます!(コピペ)
今回、カップリング2曲がえげつない。
試聴の段階でときめきが止まらなかった。試聴解禁日にはTLも盛り上がってて、普段あまり楽曲のことを話さないような人でさえも「好き!」って言ってて。楽曲が、しかもカップリングがこんなにフィーチャーされるなんて....!と楽曲担としての嬉しさもいつも以上だった。
クランメリア、女王蜂が好きな人は絶対好き.....これはやばい好き...好きでしかない....椎名林檎っぽい。ときめきは嘘じゃない、ぴこぴこ鳴ってる音がときめきを感じて好き....Perfumeっぽい!(カテゴリ分けしたがる悪い癖) いやまじでHey! Say! JUMPの最近のカップリング当たりばっかりじゃんか!!!
— 花恋 (@nowmen_karen) 2020年1月30日
それでは前回に引き続き、今回は「I am / Muah Muah」のカップリングのレビューをしていこうかなと。とはいえただの音楽好きの素人が書くブログですので、レビューもどき、としてお手柔らかにお願いしますね....!(コピペ2)
・クランメリア
こちらはみやかわくん(宮川大聖さん)に提供いただいた楽曲。
やっと公開ですね
— 宮川大聖 / みやかわくん (@My_kwk_N) 2020年2月26日
クランメリア
沢山の方に愛して頂けますように。
これがま~~~~すごいんですわ。JUMPでいうと「女王蜂」、嵐でいうと「イン・ザ・ルーム」。簡単に言うと、大人っぽくてねっとりしているセクシーな系統なんだけれども、想像の5億倍良いから。まじで。いい意味でジャニーズっぽさがない。
Hey! Say! JUMPさんの持って生まれた特性なのか、いわゆるそっち系の楽曲を歌っていてもお上品に聴こえるのが不思議。文字に起こすととんでもない歌詞なのに。まあ、比喩なんだけど、それでもね。
有岡くんと光くんが低音ラップ担当、ほか6人が歌担当という適材適所な歌割り。その中でも特にやまちゃんと薮くんにメインを歌わせる、かなり振り切ったつくりとなっている。やまちゃんに最優秀主演女優賞、薮くんに最優秀助演男優賞をあげたいくらい、この2人のクランメリアにおける働きはでかい。やぶやま、結構いいところ歌っているもんね。
歌割りもさることながら、メンバーそれぞれの歌い方が今までとひと味もふた味も違う。ジャジーな曲調に合わせて声のゆらぎを取り入れた歌い方で、要所要所にぶっこまれる小技にHPがもっていかれる。
えっ、Hey! Say! JUMPこんな楽曲も歌えるの!?こんな技も持ってるの??と驚くくらい、JUMPの新たな引き出しを作ったと言っても過言ではない。とてつもない楽曲をいただきました、本当にありがとうございます。
そして、Aメロ、Bメロ...みたいないわゆるJPOPにはない構成となっており、次はどういう音が来るんだろう?って先が読めないところがこれまた良い。
同じ歌詞のリフレインだったり。ソロパートで歌っていたところがユニゾンになっていたり。ギター、金管、ピアノ、ドラム、それぞれの楽器が場面場面で出たり引いたりしているのが"めくるめく夜"な印象を引き立たせるし。
ちなみに、こちらもメインパート(サビ)から始まるつくりです。世界中のみんなに聴いてほしいのに、Apple MusicにもSpotifyにもないって正気!?!?
枯れた指先で紅い果実をなぞる 朽ち果てる程
早速やまちゃんのソロパート。前半はリズムに忠実に歌っているんだけど、「朽ち果てる程」の歌い方が吐き捨てるように(いい意味で)雑で、え~こういう表現もやるの!?と衝撃を受けた。
もっと言うと、「指先で~紅い」の「で~あ」を切らずにあえて続けて歌っているところも新鮮だし、「る」の発音が巻き舌っぽいし。やまちゃんって丁寧に音を追うイメージだったから、この歌い方には本当に驚いた。
この瞳で
やぶやまパート。「で~ぇ」ってちょっと音を下降させつつ雑めに切っているのは、おそらく薮くん。これが吐息っぽくて既に色気!!!色気大放出!!!まだ開始33秒!!!はい優勝!!!
溢れる詭弁と 涙の理由も見出せずに
裕翔くんソロパート。「溢れる」の「あ」の滑らすような入りと、「涙の理由」のリズムの取り方がとても良き。ちょっと気怠げに歌っているのが最高。付き合ってほしい。(どさくさ)
抱きしめてよ さあ
サビ前の美味しいところは薮くんソロパート。「さあ」の上ずり方と揺らぎが余裕のなさを感じさせてちょ~~~~良い!!!好き!!!
錆びた理想に感覚に心臓
戻れない無限の執着の回路
途端に締め付けるリズムに
この身を粉々にされながら
2番の薮くんのソロパートがえげつない....こんないいところいただいちゃっていいんですか....??まず尺が長い、次に光くんがちょいちょいハモっててやぶひか炸裂、そしてリズムも表現も最高、さらに小技もたくさん。天才。
「感覚」を「かぁんかく」と発音しているところ、「戻れない」の音の動き「もど↑れない」、「リズム」の発音が「rhythm」、「粉々」の2番目の「な」にアクセントをつけているところ。
極めつけは「されながら」のロングトーンの処理が「らああ~~~ああああ~~~あぁぁ...」って掠れていて!!!!えっえっ、リアルな描写の歌詞にリアルな歌声乗せてくるの罪すぎない!?薮宏太さん、歌声に色気がありすぎる罪で逮捕です!!!!
愛でるように
離さないで
とにかく聴いてくれ、わたしなんぞの口からは語れない。聴けば分かる。沼からは以上だ。
・ときめきは嘘じゃない
こちらはLucky Kilimanjaroの熊木幸丸さんに提供いただいた楽曲。
本日発売!Hey! Say! JUMPの作品「I am / Muah Muah」の収録曲「ときめきは嘘じゃない」の作詞作曲しています⚡️
— クマキユキマル / Lucky Kilimanjaro (@yukimaru_lk) 2020年2月25日
強く軽く毎日を踊り出すための曲です💃💃https://t.co/gByPy1cpAy
音ゲーのパネルをタップしているような、ピコピコした近未来っぽいサウンド。シンプルなバックミュージックに重なるJUMPの歌声が個性豊かで温かく、楽曲に色を付けているような、そんな感覚。
「夜」「暗い雲」「蜃気楼」「霧」、というような暗い、先の見えない、見にくいイメージのワードを用いて、それを全部「大丈夫」で安心させてくれる。さらには、「君は踊れる」「君は歌える」「君は歩ける」「君は笑える」と歌詞に統一感もあって。
偶然なのか、策略なのかはわからないけど(おそらく後者)、この曲のテンポが歩く速度とぴったりなんだよね。ついつい楽曲に合わせて歩いちゃったり。
出だしの歌割りまあまあ悩んだけど、
- 震える足元~ (光・知念)
- 目の前に暗い雲が~ (有岡・裕翔)
- ぼやけた蜃気楼~ (薮・伊野尾)
- さまよう霧の中~ (山田・髙木)
で、ファイナルアンサー。知念ちゃんと裕翔くんがテレコの可能性があるけど、おそらくこれ。
やぶいのとやまたかは分かりやすかったな~!やぶいのは声質が遠いからそれぞれが際立って聴こえるし、逆にやまたかは声質が似ていて同じ系統が他メンバーにいないから、2人まとまると一発で他とのカラーに差がつく。
未来はわからないけど
ここからコロコロ変わるソロパート。4人で1まとまりのブロックを4回繰り返すんだけど、あ~これ8人だからぴったりはまる構成なんだなあ...と気付いてしみじみするなど。
歌割りは、光→有岡→裕翔→知念→伊野尾→山田→薮→雄也の順。
はじめは上手じゃなくても
そしてここから音が増え、厚みを増すバックミュージック。同じ音の動きなのに何このワクワク感!!くるぞくるぞ感!!まじでたまんない....!!
歌割りは、知念→裕翔→薮→山田→有岡→雄也→光→伊野尾の順。
「未来はわからないけど~」とは違ったパートを歌ってるのかな?と思ったら若干の重複もみられたから、以下にまとめてみた。グループ内がほぼ同じ音の動きをしていて(※B-3のみ例外)、順番でいうとA-1→B-1→C-1→D-1...といった感じ。
<A>
- 正解はわからないけど(光)
- 未来はわからないけど(伊野尾)
- はじめは上手じゃなくても(知念)
- 未来はわからないけど(有岡)
<B>
- ここに絶対はないけど(有岡)
- ここに絶対はないけど(山田)
- 思いつきで踊ってよ(裕翔)
- ここに絶対はないけど(雄也)
<C>
- このときめきは嘘じゃない(裕翔)
- この情熱は嘘じゃない(薮)
- この愛は嘘じゃない(薮)
- このときめきは嘘じゃない(光)
<D>
- だから歌ってよ君らしく(知念)
- だから踊ってよ君らしく(雄也)
- だから笑ってよ君らしく(山田)
- だから踊ってよ君らしく(伊野尾)
ということで、薮くんのみCパートを2回担当していることが判明。ここの歌割りどうやって決めたのか知りたいな~!薮くんパートどっちも好きです!!情熱と愛!!
ブリッジ部分のあとにもここのパートを繰り返すんだけど、A-1~D-2までは1番と同じ。A-3~D3は2人に聴こえるし、断片的に耳に入る声の癖から歌い出し部分と同じ組み合わせだと予想。
A-4~D-4がわたしには難解で、2人より多い人数の声が聴こえる気がする。3人?4人?ひかちね→ひかちねありゆと→ひかちねありゆといのやぶ→全員、説もありかなと。いやでもやっぱ2人にも聴こえてきた....ちょっとここ有識者の意見聞きたい。ぽんこつでごめん。
踊ってよ君らしく
音がサイダーのようにしゅわっと消えた、無音からの有岡くんソロパート。これぞ!!!スーパー有岡くんタイム!!!!!!無音×有岡くんパートのウルトラコンボがめちゃめちゃ、めっっっっっちゃめちゃ効いてて鳥肌立った。
「踊ってよ」の「よ」が下降気味なのがまたいいんだよな...伝わる!?「踊ってよぉ↓」って弧を描いて下に向かっている感じ。何もない空間にふわっと明るく優しく響く有岡くんの歌声。好きすぎる。
ここのパートは有岡くん決め打ちだったのか、オーディションを勝ち抜いたのか知りたい。とはいえ、わたしも有岡くんに決めていたと思う。もしくは、楽曲のイメージ的に伊野尾くんか知念ちゃんかな~ブリッジ部分のパートももらっているしね。
しかも裏で足踏みするような、タップするような音が聴こえてきていて、ここから歌詞なしのメロディーのみのパートになるの天才。Hey! Say! JUMPっぽい。
まさに、「踊ってよ君らしく」ってことでしょ??踊り出す合図なんでしょ??ときめきがすごい。雨上がりに虹がかかる青空、水溜まりの水を飛ばしながら傘を持ってステップ踏むような、そんな画がぱっと浮かんだ。
これがたったの3:28なの嘘でしょ!?ってなる。
いや~~ほんと、リリース時にこんなにがっつり楽曲記事を書くのも久々で楽しかった...!!まあ久々すぎてちょっと腕が鈍ってたり、歌割りの聴き分けやバックミュージックの音を拾う精度とか落ちてきている気がするけども。
心の琴線にふれるようなぎゅんとくる楽曲に出会った際には、また元気にペンを執りましょう。
I am/Muah Muahのカップリングが最高of最高なのでぜひコンサートでやってくれという気持ちなのですが、Hey! Say! JUMPさんはカップリングを干すことに定評があるので報われない良曲がまた増えてしまった....と早速悲しくなってる。お願い!コンサートで見たい!セトリに入れて!!!#Iam #MuahMuah
— 花恋 (@nowmen_karen) 2020年2月26日
うーんでもやってほしいな!なんならわたしが演出考えるし?PARADEで「Last Dance」と「Entertainment」を拾ってくれた実績はあるから、まあ可能性は0じゃないけどね。8人→9人になったとき歌割りどうするか問題はあるけれども。いやそれもわたしが歌割り考えるし?事務所の大人~!DMいただければわたしがやりますよ~~!!
もし機会があれば、Hey! Say! JUMPの新曲聴いてね!!!
・通常盤
「I am」「Muah Muah」「クランメリア」「ときめきは嘘じゃない」、全4曲収録。
【メーカー特典あり】 I am / Muah Muah(通常盤)(オリジナル「アイアムムアムア」缶バッジ付)
- アーティスト:Hey! Say! JUMP
- 発売日: 2020/02/26
- メディア: CD
・初回限定盤1
「I am」「Muah Muah」、全2曲収録。「I am」のミュージックビデオとメイキング、「JUMPのお部屋から」という特典映像付き。
・初回限定盤2
「I am」「Muah Muah」、全2曲収録。「Muah Muah」のミュージックビデオとメイキング、「Muah Muah」のライブバージョン(PARADE東京ドーム公演)の映像付き。